こんにちはー
家で映画を見ながらお菓子を2袋も平らげて、胃がもたれたドロンパです
僕は映画を見るのが大好きなのですが、お気に入りの映画は何回も見てしまいます
僕の悪い所なんですが、NetflixやAmazonプライム、テレビで録画したものから見る映画をすぐに決められないところです
1つ1つ解説を読んで監督が誰とか、キャストが誰とか調べてから考えていくので、決めるまで40分位かかるのはザラです
前の彼氏と付き合っていた時に映画を借りにTSUTAYAさんに行くと、僕が映画を3本決めるのに1時間以上もかかってケンカになった事があり懐かしい思い出です 笑
家でもいろいろ考えた挙句、結局見たい映画がなくて前見たお気に入りの映画を見る事も少なくありません
見ているとうちのパパさんは
「また見てるの?」
ってあきれています
僕は好きな映画は何回見ても楽しめるんですよね
ルパン三世 カリオストロの城
そんなお気に入りの映画の1つに
ルパン三世 カリオストロの城
があります
1年に1回は必ずテレビで放映してくれますよね
もちろんテレビでも見させて頂いています
僕が最初に見たのは劇場ではありませんでした
テレビで見たのが最初で、当時確か中学生だったと思います
イラストを描くのが好きで、学校のイラスト部に入っていて、カリオストロの城のルパンを描いた記憶があります
多分この作品を何回も見てしまう方は僕だけでなく、いっぱいいるはずです
ルパン三世 カリオストロの城は1979年に公開された劇場用長編アニメ
ストーリーはルパンと次元がカジノの金庫から大金を盗んだその札束が伝説の偽札「ゴート札」だと気付き、ゴート札の秘密を暴く為に2人はカリオストロ公国へ向かう
謎の男達に追われる花嫁姿の少女・クラリスを助けるが、ルパンは彼女の落とした指輪から昔の事を思い出す
ルパンと仲間達は偽札や財宝を追いかけ、クラリスを助け、国を支配するカリオストロ伯爵と対決する
というお話です
皆さんもうご存知ですね
監督はあの宮崎駿さん
作画監督に大塚康生さん
美術に小林七郎さん
とアニメ界のトップクリエーターが参加しています
大塚康生さんは作画監督やキャラクターデザインを手掛けるレジェント的なクリエーターです
2021年に死去しました
作品 未来少年コナン・ 母をたずねて三千里 ・ど根性ガエル ・名探偵ホームズなど
ぼくはルパン以外でもこの大塚さんの描くキャラクターが好きで、当時熱い思いを手紙に書いてファンレターを送ったくらいです(返事はありませんでした 笑)
小林七郎さんは日本のアニメーションの美術監督です
世に出した作品は数知れず、アニメーション業界において不動の地位を確立された方です
2022年に死去されました
作品 巨人の星・ ガンバの冒険・ エースをねらえ! ・タッチ ・元祖天才バカボンなど
お2人が関わった作品は今でも僕たちの心に残っています
お2人ともご冥福をお祈りいたしいます
半年で作り上げた傑作
当初は大塚康生さんが監督をする予定だったそうです
気乗りがしない大塚さんが宮崎さんに相談し、のちに宮崎駿さんが監督になったとの事
構想から製作まで総製作期間はわずか半年で出来上がったんです
ですので宮崎監督がインタビューで直したかった所がいっぱいあるって言っていたのを覚えています
あれだけ完成度が高いのにわずか半年で作り上げたなんて驚きですね
何と言ってもルパン三世はキャラクターがいいですよね
・明るくスケベで3枚目なルパン三世
・クールで頼りになるタバコ好き次元大介
・口数の少ない斬鉄剣を自在に操る居合の達人石川五右ェ門
・様々な顔を持つ謎の美女峰不二子
・ルパン逮捕に命を賭ける江戸っ子銭形警部
カリオストロの城では可憐なクラリスにゲイの僕でさえもファンになっちゃいました
伯爵もかなり個性のある悪どいキャラクターです
最後の時計台でのルパンとの対決は名シーンですね
TVのルパンと映画のルパン
最初この作品を見た時、いつもテレビで見ていたルパンとの違いに違和感がありました
まずルパンの顔が丸い
そしてルパンのシンボルである赤いジャケットが緑のジャケットになっている
実はテレビシリーズの最初のルパン三世は緑のジャケットだったみたいです
当時のブラウン管のテレビだと赤色は滲んで見づらかったらしいです 時代ですね
僕が知っているルパンはすでにジャケットが赤になっていたので赤は当たり前だったんですよね
今となってはカリオストロの城のルパンが1番好きです

命を吹き込んだ名優
声優の山田康雄さんのルパンがこの映画を更に惹き立て素晴らしいものにしています
今のアニメーションの声優さんも大変素晴らしく、アニメという枠を超えた名優さんには驚かされます
それでも当時の声優さんはどんなキャラクターでも登場人物に魂を入れて、そんなアニメのキャラクターを大好きにさせてくれました
サザエさんにしてもここ数年、そんな昔の声優さんが引退されるニュースを目にしますが、キャラクターに息を吹き込んでくれたアニメは、今の才能ある声優さんに引き継がれ永遠に私達の心に残りますね
背景にある素晴らしい音楽
カリオストロの城のオープニングの曲も素敵ですね
ボビーさんという歌手が唄う
” 炎のたからもの ”
ちょっとJAZZYな雰囲気のある曲がまたいいんですよね
ちなみに僕のiPodに” 炎のたからもの ” 入っています
作曲の大野雄二さんは歌手への作曲だけでなく、映画音楽も担当されてるジャズピアニストです
ルパン三世カリオストロ城 ここが好き!
・ルパンと次元が盗んだ札がゴート札と分かり、車からゴート札をばら撒きオープニングに入る所
・可憐なクラリスが悪者から追われて必死に車を運転している姿のギャップ
・それを追うルパンと次元のフィアット車のとんでもない暴走劇
・車のパンクの修理をルパンと次元がじゃんけんで決める所
・クラリスが閉じ込められている塔に行くのに、いろいろやって結局走って飛んで行ったルパン
・ルパンが城に出没するのを待っている銭形警部と部下達が食べているカップヌードルが何気に美味そう
・峰不二子の可憐なルパンの救出劇と、またつまらないものを切ってしまった五右ェ門
・そして体を張ってルパンを守ったクラリス
・ルパンと幼いクラリスとの回想シーンで負傷したルパンに水を差し出すクラリス
・クラリスと結婚式を挙げるカリオストロ伯爵がカッコイイ
・何気にカリオストロ側の悪党達がカッコイイ
・日本警官もカッコイイ
・泥棒を覚えるから連れて行って欲しいと頼むクラリス
「ルパンはとんでもないものを盗みました あなたの心です!」の銭形の男気
・爽やかで何故か哀愁があるエンディング
永遠に見れるルパン三世カリオストロの城
当時好きすぎて写真集やサウンドトラックも購入しました
当時アニメージュというアニメの月刊誌がありまして、古本屋で購入しては切り抜きをしたりしてスクラップにしていたのも懐かしいです
当時この映画を製作していたのが東京ムービー新社という会社です(現在はトムス・エンタテイメント)
・あしたのジョー
・AKIRA
・エースをねらえ!
・名探偵ホームズ
・巨人の星
・宝島
・じゃりン子チエ
・新・ど根性ガエル
・スペースコブラ
アニメの黄金期と言われる当時の作品は(特に劇場版)今でも名作と言われるものが多いです
ルパン三世カリオストロの城が今でも皆さんに愛されるのは
登場するキャラクターに惹かれ
セリフ1つ1つの面白さや、心に残る言葉を表した脚本の素晴らしさ
美術の細かな描写
キャラクターに息を吹き込んだ声優さん達
映画を惹き立てる音楽
その全てが合わさり名作を生んだのだと思います
僕がただ
1つ悔やんでいるのがルパン三世カリオストロの城を劇場で見られなかった事です
この記事を書いていたらまたルパン三世カリオストロの城が見たくなっちゃいましたー!
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